ボジョレーヌーボー特集!2015年ボジョレーの解禁日は?味は?

 ボジョレーヌーボーとは、フランスのボジョレー地方で作られた新酒のワインで、毎年 11 月の第 3 木曜日に解禁となります。最近では、コンビニでもボジョレーヌーボーの予約を受け付けていたりしますよね。

 普段はワインを飲まなくても、ボジョレーヌーボーだけは飲むという人も増えています。日本では、時差の関係でボジョレーヌーボーをフランスより早く飲めます。今年だけの味、ボジョレーヌーボーを味わいましょう!

ボジョレーヌーボーの歴史

 ボジョレーヌーボーは、通常の長期熟成型のワインとは造り方が異なります。

 ボジョレーヌーボーは、「炭酸ガス浸潤法」によって造られます。通常の長期熟成型のワインは、収穫したぶどうを破砕してから樽などに入れて発酵させますが、ボジョレーヌーボーは、ぶどうを破砕せずにステンレスタンクに入れていきます。

 タンクの下の方のぶどうはその重みでつぶれ、果汁が流れ出て自然に発酵が始まります。発酵が始まると炭酸ガスが生成され、次第にタンク全体が炭酸ガスで充満します。すると、つぶれていないぶどうの酵素の働きによって、アルコール、アミノ酸、コハク酸などが生成されるのです。

 フランスでは日常的に飲まれているデイリーワインのため、ボジョレーヌーボーは値段的にもお手軽です。ついこの前まで木になっていた新鮮なぶどうで造られた、ボジョレーヌーボーを是非味わってみてください。

スポンサードリンク

ボジョレーヌーボーの味は?

 炭酸ガス浸潤法で造ったボジョレーヌーボーは、独特なバナナのような香りがします。

 また、ボジョレーヌーボーは、タンニンが少なく、渋みや苦味も少ないまろやかな味です。ワイン通にとっては、ボジョレーヌーボーは「おいしい」といえるものではないという評価も。

 でも、通常のワインとボジョレーヌーボーは、いわば違った飲み物。ボジョレーヌーボーは、普段、ワインに慣れていない人でも飲みやすい、フレッシュな味わいです。ボージョレーヌーボーは、冷蔵庫で1時間ほど冷やしたほうがおいしく飲めます。

2015年のボジョレーヌーボーの解禁日は?

2015年のボジョレーヌーボー。その解禁日は11月19日(木)になります。

2015年のボジョレーヌーボーはおいしい?

 2015年のボジョレーヌーボーは、とてもすばらしいようです。2015年のボジョレー地方では夏はとても暑く、乾燥していたのですが、6月から気温が上がりだしたことや開花が早くなったことが、結果としてブドウにいい影響を与えたようです。

 しっかりと育ったブドウは、色がとても濃く、しっかりとした濃い果実の味を感じることができそうです。

 ただ、暑さと乾燥によって収穫量が少し減少したようですので、出回るワインはその中を生き抜いたワインといえます。また、ワインを作る人の腕にもかかってくるところもあるようで、そういう意味でもおいしいワインが市場に出回りそうです。

 2015年のボジョレーヌーボーがとても楽しみですね。

ボジョレーヌーボーに合う料理

 ボジョレーヌーボーはクセがないため、どのようなお料理にも合います。

 例えば、スライスしたトマトとモッツァレラチーズを交互に重ね、岩塩、粗引き胡椒を振って(あれば、バジルも添えるときれいです)、オリーブオイルをたらしたサラダや、クラッカーにカマンベールチーズをのせ、甘みを抑えたブルーベリージャムを載せたものなどもおつまみにいいですよ。

 スライスしたにんにくと、5mmほどの拍子切りにしたじゃがいもを、じゃがいもが透明になるまでオリーブオイルで炒め、さらにアンチョビの缶詰を加えて、塩、粗引き胡椒、パセリで味を調えたものも喜ばれます。

 スポンサードリンク

このページの先頭へ