特集「芽キャベツ」-おいしいレシピ

 最近、芽キャベツを近所のスーパーでも見かけるようになってきましたね。芽キャベツを食べたことはありますか?はじめて芽キャベツを見たときには、「これってこのまま植えればいいのかな?」なんて不思議な感じがしました。芽キャベツは小さいのにちゃんと形が整っていて、すごくかわいい!洗うのも簡単だし、パッとつかんですぐに料理できるのも芽キャベツの魅力です。さらに、芽キャベツを使うだけで、ちょっとだけお料理が華やいだりします。でも、芽キャベツってどんな風にお料理すればいいのでしょうか?芽キャベツの魅力についてご紹介します!

豆知識

 芽キャベツは、アブラナ科に分類され、地中海沿岸に原生しているケールが祖先です。

 芽キャベツは、その名前から「キャベツの若芽」という印象ですよね。でも、芽キャベツは若芽ではなく、茎にそってビッチリと生えるわき芽です。品種によっては一株から芽キャベツが 60 〜 70 個も収穫できます。

 芽キャベツの旬は晩秋から冬にかけての寒い時期で、季節を感じる野菜です。温かいクリームシチューに入っていたりすると、おしゃれだしほっとします。いろどりもきれいです。

 2003 年に結球しない品種の芽キャベツが静岡県で開発され、「プチベール」という名前で販売されています。

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芽キャベツの選び方

 芽キャベツをはじめて食べるなら、じっくりと選んでくださいね。「ハズレ」を買ってしまって、芽キャベツのイメージが悪くなってしまったらもったいないです!

 芽キャベツを買う時は、緑色が濃くて、巻きが固く、大きさ・色・形が揃っているものを選びます。芽キャベツの選び方は、基本的にはキャベツと同じですね!見た目よりもずっしりと重い芽キャベツは、水分がたっぷりで鮮度がいいと言われています。指で押した時に、柔らかなふにゃふにゃした感触がある芽キャベツは、避けた方が無難でしょう。

 あまり一般的ではない上、1年の短い間にしかお店に並ばないマイナーな野菜なので、たまーに古い芽キャベツも売られています。賢く芽キャベツを選んでください!

芽キャベツの下ごしらえ

 芽キャベツに熱を加えて食べる場合は、下ゆでなどせずにそのまま使ってしまって大丈夫です。芽キャベツのほのかな苦味も魅力ですから。

 芽キャベツをサラダなどに入れる場合は、芯の中央に十文字の切り込みを入れ、塩ひとつまみを入れた鍋の中で1分ほどゆでてアク抜きします。

芽キャベツの栄養

 芽キャベツには、キャベツの3倍、レモンの1.5倍もビタミンCを含んでいます。また、芽キャベツは、ビタミンB2やカロチン、食物繊維なども豊富です。トマトよりもミニトマトの方が栄養分が豊富なように、キャベツよりも芽キャベツの方が栄養がぎゅっとつまっています。

 芽キャベツの効能としては、ガン予防、動脈硬化予防、美容、便秘、風邪予防などが挙げられます。芽キャベツって小さいのにすごいですね!

芽キャベツの保管法

 芽キャベツは、乾燥させすぎると固くなり、水につけたままにすると葉が腐ってきます。芽キャベツを保管するには、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙などで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に保存します。

芽キャベツのレシピ

 芽キャベツは、下処理が簡単でクセも少ないので、炒めもの、シチュー、煮物、和え物、天ぷら、すき焼き、漬物など、何にでも合います。にんにくが好きな方は、芽キャベツをこんな風に食べてみてください!芽キャベツの蒸し煮のレシピです。

  1. フライパンにごま油をひき、スライスした1片分のにんにくを炒める
  2. にんにくの香りが立ってきたら芽キャベツも加えて大きく混ぜ、大さじ1ほどの水を入れて蓋をする
  3. 弱火で5分ほど蒸したら、2をお皿にあけ、芽キャベツの上にとんぶりを載せる
  4. 3に大さじ1のごま油を回しかけ、醤油をたらして食べる

 この他にも、芽キャベツをアンチョビとたかの爪、にんにくと一緒に蒸し煮にしてもおいしいですよ。丸く形作ったハンバーグと芽キャベツをトマトソースで煮て、「ロールキャベツ」にしてもおいしいです。ロールされていませんが・・・。

 トマト系にもクリーム系にもデミグラス系にも合うので、芽キャベツをどんどん試してみてください!

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