特集「バラフ」-おいしいレシピ

 バラフって食べたことがありますか?近所のスーパー、とはいきませんが、デパ地下の野菜売り場や高級スーパーではバラフを見かけるようになってきました。

 バラフは、そのものが塩味の不思議な野菜です。バラフは、アフリカ生まれなのですが、育ちは日本の佐賀!見た目にもかわいらしくて、バラフを使うだけで「料理上手!」と思わせられそう。不思議野菜「バラフ」のおいしい食べ方についてご紹介します。

バラフのあれこれ

 バラフは、アフリカ原産の多肉植物で、主な産地は佐賀県です。バラフは、ツルナ科マツバギク属に属する野菜で、通称はアイスプラントと呼ばれています。

 バラフといえば、プチプチの中に含まれる独特の塩味です。バラフの塩味は、植物自体に含まれるミネラル分の味で、カリウムなどを多く含んでいます。カリウムは、ナトリウム(塩)の排泄に役立つと言われています。バラフは塩味なのに、塩分の過剰摂取による高血圧などに効きそう!

 また、バラフには天然のりんご酸も含まれています。かなりの健康野菜ですよね。バラフには、あまりクセがないので、塩分過多が心配なお父さんや、お酢が苦手なお子さんにもぴったりです!

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バラフの特徴

バラフ

 バラフの特徴といえば、その塩味ですよね。バラフは、根から吸い上げた塩分などを表面にある細胞に蓄えるので、素材そのものが塩味になります。また、その表面の細胞がプチプチと水を溜めこんでいるので、バラフの表面は水晶のようにキラキラしていてとてもきれいです。

 バラフは意外に日持ちがいいので、冷蔵庫で1週間は新鮮さを保てます。個人的な感想では、バラフは、10日目くらいまでは、サラダにしても十分に新鮮ですが、それ以降は表面のプチプチがなくなってくるので炒め物にした方がいいと思いました。バラフは、葉もの野菜の中では、かなり日持ちがすると思います。

バラフの味

 バラフは、葉はプチプチとした食感で、とってもジューシーです。バラフは、葉よりも茎の方が塩味が濃い目です。バラフは、クレソンに似た味のリーフレタスという噂を聞いて食べたのですが、クレソンのような草っぽさがなく、クセのない春キャベツに近い気がしました。

バラフ料理の食べ方

 バラフは、とてもジューシーなので、まずは何もかけずにそのまま生で食べてみてください。、サラダの他、肉料理や野菜料理の付けあわせにもぴったりです。

 サラダであれば、シンプルなフレンチドレッシングや、ノンオイルのドレッシングの方が、バラフのプチプチ感を楽しめると思います。日が経ったバラフは、オリーブオイル+にんにく+オイルサーディンと一緒に炒めたり、八宝菜にいれてもおいしいです!プチプチを活かすため、最後に入れてください。

バラフ入り八宝菜のレシピ

  1. 豚肉、エビ、イカ(シーフードミックスでもいいです)をビニール袋に入れ、酒(大さじ1程度)、しょうゆ(大さじ1程度)を入れて下味を付ける
  2. きくらげを水で戻しておき、うずらの卵をゆでて皮をむいておく
  3. フライパンに、ごま油をひいてにんにく1片の薄切りを炒め、にんじんと(1)とキャベツを加える
  4. 鶏がらスープ1カップ+塩ひとつまみ+オイスターソース大さじ1+みりん小さじ1を加える
  5. 4に2を加え、ちぎったバラフを加える
  6. 5に水溶き片栗粉を加えてとろみをつける

 バラフのみずみずしさを残すために最後に加えました。さっとゆでたバラフ+おかか醤油(わさび醤油でも!)もおいしいですよ。試したことはありませんが、バラフのてんぷらもいけるんじゃないかなと思います。

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