そろばん特集-注目の右脳効果

 少し前までは、お稽古事といえばそろばんか習字でしたよね。「あのそろばん塾は先生が優しい」とか、「3級に受かるとご褒美がもらえるんだって!」なんて会話を思い出します。そろばんを習っていると、暗算が速くなります。

 今は、そろばんに代わって公文などが計算速度対策として広まっているようです。そうは言っても、そろばんは日本人の算術の基本。最近は、そろばんに右脳を鍛える効果があることもわかってきました。たまにはそろばんをひっぱりだしてきて、右脳トレーニングをしてみませんか?

そろばんの歴史

 現存する最古のそろばんは、ギリシアで発見された紀元前 300 年頃のものです。日本発祥ではないことが少しショック・・・。日本には、室町時代に、宋の商人がそろばんを伝えたと言われています。

 「そろばん」という言葉は、「算盤」の中国読み「スワンパン」が変化したものだと言われています。世界には様々な種類のそろばんがありますが、現在では、日本で開発されたものが世界的に普及しています。珠を移動して計算することから、そろばんによる計算を珠算(しゅざん)というそうです。

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そろばんあれこれ

造り

 そろばんは、珠と枠と芯を組み合わせて作られています。そろばんの珠は「かば」や「つげ」、枠は「こくたん」、芯は「すすたけ」などで作られていますが、近年は、原材料が入手しにくくなっています。

 そろばんの桁の数は奇数と決まっていて、13 桁から 27 桁のものが作られています。一番多く作られているタイプは 23 桁のものです。

10進法に合った形状

 日本のそろばんでは、4桁ごとに定位点が打たれています。また、梁の上(天)にある1つの珠は 0 または 5 を表すため五珠といい、梁の下(地)にある4つの珠は 0 から 4 までを表すため一珠といいます。

 これらを組み合わせると、そろばんの1 桁で 0 から 9 までの数を表せることとなり、10ごとに桁が上がる10進法の考えと合っているのです。

中国のそろばん

 中国から伝来してきたそろばんは、天2珠で地5珠のものでした。このそろばんでは、五珠で 0 または 5 または 10 を表わし、一珠で 0 から 5 まで表わし、1桁では 0 から 15 まで表わすことができます。このそろばんは、16ごとに桁が上がる16進法の考えと合っています。

 なぜこのような16進のそろばんが使われているかというと、尺貫法(重さの単位で 1 斤が 16 両)が民間に根強く残っているためだそうです。しかし、メートル法が国際的に適用されたことや、計算速度が早いことから、中国でも日本のそろばんに変わってきているようです。

そろばんと右脳

そろばん

 そろばんをやったことのある人が暗算するときには、頭の中にそろばんをイメージしています。たまーに、手もそろばんをはじいているときのように動いてしまいます。このそろばんをイメージした暗算方法が右脳の発達や開発に大いに役立っているのだそうです。

 そろばんをやっていた人なら、足し算、引き算であれば紙を使うよりも暗算の方が速いんですよね。お買い物に行くだけで右脳トレーニングになっているのですよ!

そろばんと集中力

 そろばんをすることにより、集中力もみにつきます。1級以上のレベルであれば、そろばんで1問の問題を解くのに100回以上指を動かします。1ページの問題を解くには、何千回・・・。そろばんによって集中力がつき、脳もフル活動するということになります。

 最近、脳のトレーニングのためのゲームや本などが次々に発売されていますが、そろばんの問題集を買って、何度もやり直した方が、お金もかからず効果的かもしれません。

→ 子どもさんや、お孫さんにそろばんを教えてはどうでしょうか。今もちゃんとそろばんは販売されています。参考にご覧ください。

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